豆知識と活動日誌

2018-07-11 21:03:00

【猫に気をつけたい室内での植物管理】

以前、うちに猫がいた頃は、室内に植物を置くことができませんでした。

草や葉っぱを食べてしまう子だったので。

食べても害のない猫用の草には全然見向きもしないのに、鉢植えや花瓶に飾った花の葉、箒の穂先まで食べてしまう子でした。

せっかくの植物が無残な姿になるのも悲しいのですが、猫にとって有害である植物も多いので、室内に植物を置くことは諦めました。

 

普段植物を食べることのない子でも、うっかり食べてしまって中毒症状を引き起こしたりすることのないように、できれば猫さんの届くところに植物を置かないのがよいかとは思いますが、室内で、犬と違って高いところにも上がれる猫の手の届かないところ、というのはなかなか難しいので、ある程度、食べると危険な植物を知っていると良いかと思います。

食べてしまったがために、後悔するようなことのないように…

 

ネットや本に情報がたくさんあります。

日本獣医学会 獣医Q&A にも掲載されていますが、ユリ科、キク科など、またキンポウゲ科やサトイモ科なども毒性のある植物になります。

 

室内で育てる観葉植物として、アイビーポトススパティフィラムクワズイモなどはポピュラーなものですが、サトイモ科になります。

また、切花を飾る際には、その花の種類に気をつけてください。

毒性の強い植物としてぜひ覚えておいてほしいのはユリ科の植物です。

テッポウユリやスカシユリ、アマリリスやカサブランカ、またスズランやチューリップなどの花束やアレンジメントに使われるユリ科の植物は花や葉だけでなく、球根や花粉、その花を生けている水にも毒性があるようです。

ユリの花は開花すると雄しべから多くの花粉が散ります。この花のそばを通った猫が身体についた花粉を舐めてしまったのが原因で死亡する例もあるようです。

ちなみに、ユリの花は地植えでも開花したら花粉が飛ぶ前に雄しべを取ってしまうと、受粉しないので花が長く綺麗に咲いてくれます。ユリの花粉は服などに付くと落ちにくいものですし、私は雄しべは速攻でとります。

 

話を戻して・・・

ユリ科の植物を活けた水を飲むのも危険なので、飲める状態にしないように気をつけたほうが良さそうです。

玉ねぎはいけないというのは犬も猫もよく言われますが、玉ねぎもユリ科です。

とにかくユリ、要注意です。

 

また、切花ではデルフィニウムトルコキキョウなども猫さんが齧りたそうな風情の植物ですが、これも中毒の原因となりうる植物です。

食べたらいけないといわれている植物は非常にたくさんあるので、

やはり、植物は猫の手の届くところには置かないのが安心なのかもしれません。

 

園芸有毒植物図鑑の本

 

 

 

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