豆知識と活動日誌

2018-06-08 17:22:00

【飼う前によく考えましょう】

先日、こんなことがありました。

 

 

我が家で飼っているデグーのジロが、怪我をしました。

 

犬や猫なら状況を見て、どう対処するか、この程度なら病院に連れて行かないで様子を見て大丈夫そうとか、舐めるようならエリザベスカラーをつけるとか、ある程度の判断はできるのですが、デグーについてはどうしたらいいかわからず、動物病院に相談させていただきました。

 

 

デグーと暮らすのは初めてなので、迎えるときに必要なものを揃えたり、必要な環境を整えたりするためにデグーという生き物について知識を入れましたが、それでもやはりまだまだ知識や理解が足りていないこともあります。

 

 

生き物と暮らすためには、その子のことを知ることが必要で、良い関係性を作るためにも大切だと思います。

 

 

ペットとして飼われる動物たちは、習性や寿命、生活環境や必要な世話が大きく異なります。一般的なペットである犬や猫でも、その本能や習性を知らないで飼っている人は少なくありません。本などで調べたり、ペットショップで聞いてみるなどして、信頼できる情報を集めましょう。

 

同じ種類や品種のペットを飼っている人に話を聞いたり、実際に世話をさせてもらうこともよい気づきがあるかと思います。

 

また、生き物ですから当然個々の性格の違いもあります。購入したりもらってくる前のオーナーに、その個体の個性について聞いてみたり、親や兄弟を見せてもらうことも、その子のことを知る手がかりとなるかと思います。

 

広告や書籍の中には、「飼いやすい」「おとなしい」「利口」などいいことばかり書いてあるものがありますが、どんなペットにも長所と短所はありますし、飼う方のライフスタイルによって長所が短所になったりその逆もあります。その習性やその本能、生態、必要な施設・設備などをきちんと調べ、知ることで、ペットとよりよく暮らすことができるようになると思うのです。

 

また、怪我や病気のときに診てもらうかかりつけの病院を決めておくことや、引越しや入院などでお世話ができなくなったり飼い続けることができなくなった場合に譲り受けてくれる人やお世話をしてくれる人など見当をつけて置くといざというときに安心かと思います。

 

 参考文献:環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 発行「飼う前に考えて!」

 

 

人とうまく暮らすために必要なしつけなどもできれば早いうちに教えてあげれば覚えも比較的スムースですが、しつけ方もその動物の特性を知らなければ上手に覚えてもらうことは難しいので、なにしろ、その子がどういう子なのかをわかってあげることが一番かと思います。

 

 わかってくれる飼い主さんと一緒にいる動物も、きっと幸せだと思うのです。

 

せっかく縁あって一緒に暮らすのだから、楽しい時間、幸せな時間をいっぱい過ごしたいですよね。

 

子供に寄り添う犬

 

 

 

2018-06-03 22:54:00

【ドッグフードの正しい保存方法】

ドッグフード

 

愛犬家の皆様どんな方法でフードの管理をされておられますか?

 

先日、お客様からワンちゃんの下痢が止まらず心配なので様子を見にきてもらえませんか?とご相談を受けました。

下痢が始まってから3日目のことです。

詳しく状況をお聞きしましたが、お散歩中の拾い食いは無く、フードも普段と同じ物を食べさせているとのことでした。

 

様子を見に行くと、普段は外でしかうんちをしないワンちゃんですが、我慢が出来ず、お部屋でうんちをしてしまっていました。うんちの状態は完全に水便です・・・。

お散歩に行くと、やはりお腹の調子が悪く、頻繁に少量の水便を出す状態でした。

心配な状況ですので、飼い主様に病院の診察をお勧めしたところ、どうしても仕事が休めないとの事したので、翌日、私がワンちゃんを連れて、病院の診察を受けることになりました。

 

以下、滋賀県大津市の動物病院の先生のお話になります。

 

出来ればうんちを持ってきてくださいとのことでしたので、

お散歩中に出た水便を持参し、検査してもらいました。

結果、通常から腸内にいる悪玉菌の数が増殖して腸炎を起しているとのことでしたが、ウィルス感染はしておらず、ほっと一安心です。

 

原因の可能性として、

1.ストレスや寒暖差の激しい時期に身体がついていけていない。

 

2.お散歩中の拾い食い。

 

3.ドッグフードの管理方法の甘さからくるフードの変質。

などがあります。

多いのは、ドッグフードの変質、油脂分の酸化だそうです。

 

飼い主様の中にはドライフードだから日持ちもするし大丈夫と思っておられる方も多いと思いますが、基本的には封を切ってから1ヶ月以内、夏場など暑い時期は2~3週間以内に使い切るのがよいそうです。

 

その理由としては、ドッグフードには動物性、植物性の油脂が含まれており、空気に触れた瞬間から酸化が始まり、過酸化脂質に変質するからだそうです。

過酸化脂質を摂取し続けると健康被害(動脈硬化、ガン、アレルギー疾患)などを起す原因になるといわれております。

その他にも、高温多湿や光(直射日光、照明)による酸化もあるとの事です。

 

見落としがちですが、ドッグフードをよくよく確認するとカビが繁殖していることもありますよ、とのことでした。

 

では、どのようにフードの管理をすればよいのでしょうか?

小袋のフードを購入して、常に新しいフードを食べてもらうのが理想ではありますが、特にプレミアムフードは大袋に比べると割高になってしまいます。

そこで管理方法として、

1.袋を密閉容器に入れる。

 

2.密閉容器は冷暗所へ置いておく。

 

3.1カ月以内に使い切る。

それでも1ヶ月以内に使い切るのが難しいときは、毎食分をジップロックなどの小袋に入れ密閉保管をする。

冷蔵庫に保管する。

という方法が望ましいそうです。

この冷蔵庫に保管するときの注意点は、1食分ごとの使いきりであれば問題ありませんが、大袋をそのまま入れるのはお勧めしません、との事です。

理由として、冷蔵庫と室内の温度差により、フードの袋に結露がつきやすく、水分量が増えてカビが繁殖してしまいやすいからだそうです。

 

食事中の犬

 

皆様の大切なワンちゃんによりよい食事をしてもらい、いつまでも元気に過ごしてもらうための参考になりましたら幸いです。

 

 

 

2018-06-02 23:09:00

【ゆっくり仲良くなろう】

気温が上がってきて、戸外にもたくさんの草花が咲いています。

お散歩わんこの通り道にも紫陽花が綺麗に色づいていて、

梅雨の季節を彩ってくれています。

 

川原をお散歩中のトイプードル

 

 

さて、このルートをお散歩しているトイプーのクーちゃん。

怖がりさんで、最初のうちはなかなか一緒に歩いてくれませんでした。

クーちゃん、お散歩いこーって誘っても、

↓こーんな顔で「え~?この人と~?む~…」って…

立ち止まったままのトイプードル

 

 

でも、何度も何度もお散歩に行くうちに慣れてきてくれて

今ではお迎えに行くと、キライなはずの雨の日でも

早くいこーーー!!! と引っ張りながら

お気に入りの川の土手までダッシュ、

ご機嫌にハイテンションでお散歩を楽しみ、

↓こーんな風に笑ってくれるようになりました。

 

笑顔のトイプードル

 

最初からフレンドリーな子はお散歩もはじめから楽しんでくれて、

喜んでもらえて嬉しいです。

でも、回を重ねて顔を合わせるうちに、こんな風に距離が縮まる子も、

また違った嬉しさをくれる、素敵な子なんです。

 

クーちゃん、これからも一緒に季節ごとの空気を楽しもうね。

 

 

 

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